ゴンのヴィーガンライフ(旧ゴンの台湾留学記)

ゴンです。台湾に語学留学していました。ヴィーガン、エコ、ミニマムな暮らしを目指しています。

ぬるま湯ってのはまったく

我が家のお風呂の温度は43度から45度で、他の家庭と比べてみると少しばかり熱めだと思う。あっついお風呂に入り続けて二十数年。

母はなんでもあっついのが好きで、あっついお茶、あっつい食べ物、あっつい風呂となんでもあっついうちにやっつけてきた。おかげさまで私と姉の舌と体はあっついものにさらされ続け、猫舌なんてのはあらず、ダチョウ倶楽部のネタばりの熱湯風呂なんぞ朝飯前なのだ。

母と姉が出た後、最後の風呂に入る日にはぬるま湯になっていることがしばしば。女が数人風呂に入ればそれは温度も水位も下がるわけで、そしてぬるま湯で半身浴ってのは性分に合わないもので、浸かってしまったが最後、なかなかに出るタイミングを失う。

髪も体も洗わないとならないのに、ぬるま湯が絶妙な温度のため抜け出せない。仕方なしにもう少し浸かるか、と体を沈ませ、年々徐々についてきた腹回りの肉に目をやり溜息、ふくらはぎを揉みほぐしマッサージ、肩や背中に手を回して凝っている部分を押し、大きくもない胸を何気なく見て、テレサテンを口ずさんでようやくやっと踏ん張ってシャワーの前までたどり着く。ここまで入浴時間約15分。

 

ぬるま湯ってのはまったく、時間をやたら無駄にやり過ごさせる温度だ。

やっぱり私はあっつあつのうちにザブンと入ってささっと出たい。

 

ぬるま湯に浸からないというところに、時間の使い方を学ぶいい教訓がある。

まあ、今このご時世私は外出などせず家にいるから、何も風呂の時間を削るまでもないのだが。