1日断食をした
5月30日、1日断食(ファスティング)を行った。
自分の意思で固形物を摂らずに過ごしたのは人生初めてである。
内臓を休ませ、身体のデトックスのために実施した今回の断食の感想をまとめてみたいと思う。
断食の目的
上に重なるが、断食の目的は以下の通りである。
・内臓の休息
・身体のデトックス
・血液の清浄化
・味覚を研ぎ澄ませて食べ物に向き合う
断食の準備
断食を始めるにあたって、ネットで情報を集めてみると、断食前は肉、魚、卵、乳製品、揚げ物、小麦、カフェインを避けた食生活を1週間ほど続けると良いらしい。アルコールは最低2日前から避ける。断食の準備食としてよく聞くのが「まごわやさしい」と呼ばれる食事を取ることである。
- ま…豆
- ご…ごま
- わ…わかめ
- や…野菜
- さ…魚
- し…しいたけ
- い…いも
私は普段から魚以外のこれらの食事を摂っていて、避けるべき動物性の食材や油っぽいものを食べないので思い立って始めたが、普段から肉や乳製品、小麦の食品を食べる人は意識的に準備が必要である。コーヒー紅茶、酒類が大好きな人もしかり。
断食開始前日の5月29日の夜は白いご飯、わかめと豆腐の味噌汁、納豆、しいたけとエリンギのオリーブオイル炒めを食べ、8時以降は食べるのを控えた。
断食中の過ごし方
固形物は食べず、カフェイン入りの飲み物は飲まずに過ごした。原則として、水分補給はこまめに行わなければいけない。
断食当日の5月30日は水とルイボスティーと麦茶でやり過ごした。
ルイボスティーと麦茶はノンカフェインなので断食中でも飲むことができる。
基本家にいたが、1度メルカリを出しに近所のコンビニに行った。
夕方5時からは友人達とzoomで映画を観た。この映画が、「もったいないキッチン」というもので、なかなか見応えのある良い映画だったのだが、美味しそうな食事がたくさん登場したのでめちゃくちゃお腹が減った…
断食明けの食事
断食明けの5月31日、朝8時に目が覚めてお粥、梅干し、とうもろこし、りんごのすりおろしを食べた。実に36時間ぶりの食事だった。
断食後は回復食として、重湯やお粥といったやわらかいものから食べてだんだん普段の食事へと戻すことが大切らしい。断食明けにいきなり固形物を食べるとファスティングの効果が弱まってしまう。
昼はしいたけとエリンギのオリーブオイル炒め(断食前夜と同じ)、野菜スープを食べた。
1.5日食べないだけでも食べ物の味をより感じることができた。3日~5日ほど断食をすればもっと味覚が鋭くなるはず。
やってみた結果と感想
まず結果としては
・おなか回りがすっきりした
・目覚めがよかった
・ふくらはぎのむくみが取れた(一番うれしい)
感想としては、おなかは空くけれど、体内がきれいになり断食明けの食事をより味わうことができるので、やる価値があると感じた。飲み会や外食が減っておうち時間が増えた今こそ挑戦できることだと思う。
現代人には食に無関心な人もいる。スマホを見ながら誰とも話をせずもくもくと口に食べ物を運ぶだけの人をたくさん見てきたし、私自身もそうやって食事したことがあった。断食をするだけで、体内環境も改善されるけれど、同時に食に対する意識も変えることができると考える。
「食べないと体に悪いよ」とよく聞くが、食べすぎも体に悪いし、計画的な断食は人によっては体によい選択。ただ、しっかり調べて、できるならば専門家の話を聞いてから断食を始めてみるのがいいかもしれない。